マニュアル01(伏臥位)
How to Deep Healing Stretching&Massage.
「伏臥位」❶ 所要時間5分
背中=①軽擦法
→②圧迫法
胸部→③牽引法+ストレッチ
腹部→④牽引法+ストレッチ
胸椎→⑤伸展回旋ストレッチ
背中→⑥チェック
背中①軽擦法
ポジション=左or右側からのみ、背中全体をさわれる位置
触診=手のひら全体を使って、大きくまわしながら、移動する
=正中上部から下部→右側下部から上部→左側上部から下部→肩甲間部
=皮膚を摩る程度の圧
診断=背部の皮膚や筋膜の状態
=背部全体の筋のボリューム、左右のバランス、体温、発汗
治療=クライアントとの距離を縮めるファーストタッチ、挨拶
=背中を軽く擦ることで不安を取る(オキシトシン)
ポイント=緊張している場合は、安心してもらうように優しく丁寧に時間をかける
=身体が冷えている場合は、温める(熱を入れる)ように時間をかける
=発汗している場合は、軽めにし、タオルケットを調整する(手のひらと足裏を肌ける)
= 自然と滑らかに動かす。

背中②圧迫法
ポジション=片側づつ、背中全体をさわれる位置
触診=母指母指球→手根部を使って、棘突起と反体側の起立筋の間を圧迫しながら移動する
=左側に立ち、右側の肩甲間部から腰仙部→右側に回って→左側の肩甲間部から腰仙部
=ゆっくりとしっかり圧をかける。
診断=脊椎の湾曲と柔軟性
=脊柱起立筋の緊張
治療=脊柱起立筋の緊張を和らげ、背中のコリや硬さを軽減
ポイント=自分の鳩尾が圧迫部位の真上にくるように乗り上げる

胸部③牽引法+ストレッチ
ポジション=片側づつ、クライアントの肩甲棘の延長上から正中頭上へ
触診=手首を把持し、肩甲棘と上腕骨がほぼ一直線上になる肢位(0ポジション)に牽引
=牽引を緩め→手首と肘を把持し(挙上+伸展)→手首を把持し(牽引+伸展)
=牽引を緩め→手首と肘を把持しゆっくり下ろす
診断=腹筋群、胸筋群、上腕屈筋群の柔軟性、連動性
=それらのファシアの連動性
治療=
ポイント=ゆっくり呼吸を続けてもらう
=柔軟な方は自分の目線ぐらいまでゆっくり上げる

腹部+足関節④牽引法
ポジション=片側づつ、施術者はクライアントの右側の下肢を牽引しながら左側に移動する。
触診①=片側づつ、施術者は両手でクライアントの右足関節を把持して、左側に引き上げるように下肢の延長線上に牽引しながら移動する。
触診②=施術者の右手でクライアントの右中足骨を、左手で右踵骨近位を把持して、牽引しながらクライアントの足関節を底背屈を数回する。
診断=下肢前面から腹部の筋筋膜の柔軟性
治療=下肢前面から腹部の筋筋膜の柔軟性を出す
ポイント=クライアントの下肢の重みでゆっくり腹部に牽引をかける
=クライアントの鳩尾にかかる重みを取る程度まで牽引伸展回旋させる
胸椎⑤伸展回旋ストレッチ
ポジション=腹部+足関節④牽引法の続きでする。
触診=施術者は右手でクライアントの右膝蓋骨を把持し左側に引き上げる、施術者の左手でクライアントの下部胸椎の右胸肋関節を圧迫する
診断=胸椎の伸展と右胸肋関節の柔軟性
治療=胸椎の伸展と右胸肋関節の柔軟性を出す
ポイント①=先ずは真上に伸展させてから、軽度左回旋させて再び伸展させる、再び軽度左回旋から伸展を2〜3度繰り返す
ポイント②=クライアントが寝返りしないように施術者は手根で右胸肋関節を揺らすように圧迫する
ポイント③=圧迫する場所を胸椎下部から胸腰移行部に移動する。
背中⑥圧迫法
ポジション=背中全体をさわれる位置
触診=左側に立ち、施術者の両母指を使って、クライアントの肩甲間部の棘突起と起立筋の間を圧迫しながら仙骨まで移動する
=左側に立ち、施術者の両母指を使って、左側の胸腰移行部の棘突起と起立筋の間を圧迫しながら肩甲間部まで移動する
=右側に立ち、施術者の両母指を使って、右側の胸腰移行部の棘突起と起立筋の間を圧迫しながら肩甲間部まで移動する
診断=脊柱起立筋の胸腰移行部に過緊張
治療=脊柱起立筋の胸腰移行部の過緊張を和らげる
ポイント=施術者の鳩尾が圧迫部位の真上にくるように乗り上げる
=棘筋を触診する
背中⑥強擦法
ポジション=背中全体をさわれる位置
触診=左側に立ち、施術者の手根部を使って、クライアントの肩甲間部の左側の起立筋の外側を強擦しながら胸腰移行部まで移動する
=右側に立ち、施術者の手根部を使って、クライアントの肩甲間部の右側の起立筋の外側を強擦しながら胸腰移行部まで移動する
診断=脊柱起立筋の胸腰移行部の過緊張
治療=脊柱起立筋の胸腰移行部の過緊張を和らげる
ポイント=
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